【カロムって何?!】彦根にひっそりと伝わるボードゲームをご紹介!
てくてくGood

こんにちは、滋賀県ブロガーのてくてく(@siga_tekuteku)です。

皆さんはカロムという言葉を聞いた事はありますか?

カロムというのは滋賀県彦根に伝わる伝統的なボードゲームのことです。

今回は滋賀の豆知識の1つとしてカロムについてご紹介しようと思います。

カロムとは?彦根で100年以上遊ばれているボードゲーム

ざっくり言えば、2人、もしくは2人1組になって4人で遊ぶ対戦型ボードゲームで、ある色の自分の球を同色の相手の球にあててカロム台の四隅の穴に入れるゲームです。

球をはじくのは自分の指。

 

そしてこれがカロムの専用台。

カロム 彦根
引用:https://www.the-carom.com/

まず見た目としては、木製の正方形。

日本カロム協会が推奨するカロムの寸法としては62cm×62cm×7cm。

60㎝というと2Lペットボトル2本分くらいの高さです。

昭和初期には全国に広がったらしいんですが、今は滋賀の彦根にしかほぼ残ってないそうです。

カロムのルール

そしてカロムのルールです。

まずはセンターのところに赤と緑それぞれ12個のパックと言われる丸い玉を並べます。

次にプレイヤーの手前にあるストライカーと呼ばれる丸い玉を指でデコピンのように弾き、12個並べられたパック(自分と同じ色)を四角のポケットと呼ばれる角へ落としていきます。

そして自分のパックを全て四角に落とすと中心にあるジャックと呼ばれる玉を四隅へ落とす権利が得られます。

このジャックを先に四角へ落とした方が勝利となります

色分けは自由ではなくて、じゃんけんをして勝った方が赤になり、先攻です。

※ルールの説明に使用した画像は、こちらの動画より引用しました

カロムの歴史

カラムの歴史については彦根市の公式ホームページに載っておりましたので引用でご紹介します。

カロムに似たゲームは世界各国でも盛んに行われており、12~13世紀にかけてエジプトでその原型が確立されたとも言われています。日本への伝来時期や伝来ルートには諸説ありますが、カナダのボードゲーム「クロキノール」に似ており、彦根からカナダに移民として移られた方々が持ち帰り、独自のルールとして発展したのではないかとも言われています。昭和30年代初期には「闘球盤(とうきゅうばん)」という名称で日本各地に普及し、現在では彦根を中心とした湖東・湖北地域に残っています。また、彦根は地場産業である「彦根仏壇」といった仏壇作りが盛んな地域であり、仏壇作りの技術を活かしてカロム盤の制作が行われています。

引用:彦根市公式HP

カロムの大会がある

そして彦根ではひそかにカロムの全国大会が開かれており、カロムの台も新しく作られています。

参加人数ってどれくらいなんだろうなーという興味本位で調べたところ、

  • 2019年シングルス(1対1) 262人
  • 2019年ダブルス(2体2) 284人

思ったより参加者いますね。

しかも参加者は5歳~76歳と広範囲の年齢層で楽しめているとのこと。

シンプルで体への負担なども少ないことから幅広い年齢層で楽しめるゲームですね。

カロムを購入金額

カラムは価格.com等でも購入することができ、その新品価格はおおよそ10,000円ほど。

よりおもちゃのような質感のスーパークロムと言われるものであれば5000円程度で購入することができます

これが日本からの協会推奨のものとなると価格は20,000円を超えてくるような高額なものになります。

ちなみにカロム日本選手権大会の決勝戦では、彦根の伝統技術である仏壇の技術を使って金箔塗りの黄金カロム盤が使われております。

これはもっと高額な金額になりそうですね。

カロムの作り方?DIYをした方もいます

そしてカラムを買うのではなくて作りたいと言う少数派の方のために実際にカロムを作ってしまった人の動画をご紹介します。

とにかくDIYが好きと言う方は子供たちと一緒に、よければ参考に作ってみてはいかがでしょうか。